ジリジリジリジリジリジリー




夜桜がいつもより綺麗な今日
一つの美術館から警報音が暗闇に鳴り響いた。



「出たぞ!怪盗ルパンだ!」




下から大勢の警官が私を探して走っている。



「いたか!?」
「どこにもいません!」



いるんだけどなぁここに…
夜空を見上げるといくつもの星が見えた。



その時…





パン!





一つの大きなライトが私を照らした。



あ、…見つかった。





「いたぞ!屋上だ!」