「…なら、あなたが教えてよ。あなたがわたしに恋愛教えてよ!」 「えっ!?」 彼の制服のネクタイをグイッて引っ張って引き寄せて、キスするなんて今思えば大胆だよね。 でも、やっちゃったんだもん。 もう、後には引けない。 「恋愛経験豊富なんでしょう?」 「あぁ」 「なら、わたしのファーストキスの責任とってよね!…彼方」 こうして、わたしと彼の恋愛レッスンが始まったのです。