理論と刀と恋の関係。

「な…っ!?」



止められた…?斎藤さんの居合いを!?



「なんで…?」



“斎藤さんの” 居合いなのよ?



ちゃんと左利きで、斎藤さんのと動きは全くと言っていいほど一緒の…



…なのに。



なんで、封じられた_______?



「っは、残念やったな」



木刀を交えた状態で、中村くんは話す。



「沖田先生、アンタの策全部お見通しやったで」



その言葉に目を見開く。



「3日位前やったかな…

…沖田先生が、アンタは指南して下さる先生方の動きを真似るだろうと仰っとった」



そこまで…そこまで見抜いてたの、沖田さん…



「沖田先生はアンタがどの先生のどの動きをするかまで予測してはった。

だから、アンタがその構えをした時、オレは斉藤先生の居合いだとすぐ分かったんや。

確かにアンタの動きは斉藤先生とほとんど一緒やった。

けどな…

…まだ荒い、それに未熟や!」



私は中村くんから発せられる言葉に、唇を噛み締めた。



(悔しいけど、その通りだわ…。

1度見ただけの技を、たったの8日では完全に自分のモノにすることは出来なかった…)



「努力は認める。

でも…オレには勝てへん!!」



「ッ!!」



突然、中村くんは木刀を横に滑らせた。



はっとして身を引くも、彼の木刀が左肩を少し掠る。



「っふ、は、はぁ…っ」



体力は限界に近い。



(どうしよ…っ、彼に何が通じるの?

どの技が有効で、どの技が無効なの?









_____________ッ分からないよ…)