ふと視線をあげると、あの女も私たちの間で煌めくママの星をじっと見つめていた。
私は本当の娘でもないし、辛くあたってばかりなのに。
どれだけ冷たく突き放しても私に関わることをやめようとしない彼女。
彼女のお人よし過ぎるほどの優しさは、ママを失った父の心を埋めてくれたのかもしれない。
でも、そうだとしても……
そのことをママは許せる……?
ママの星を見つめながら、心の中で問いかける。
それに応えるように、ママの星が一層眩しくキラキラと輝く。
ママだったら、私みたいに周りを全て拒絶したり憎んだりしないで、大切な人が幸せになるのとを一番に考えるのかな……
優しかったママの笑顔を思い浮かべた私の脳裏に、ふとそんな想いが過る。
その瞬間、あの女と引っ張り合うように鞄をつかんでいた私の手からすっと力が抜けた。
ママ……
それでもやっぱり、私は絶対にママを忘れたりはしないから――……
心の中でそっとママに語りかけて目を閉じる。



