永遠の星



あれから四年経って、もう会うことはないと思っていた彼女が今目の前にいる。

まさか、彼女とこんなふうにまた顔を合わせることになるとはあのときは想像もしていなかった。


「じゃぁ、私はもう帰るから。明日、祐吾さんや春陽ちゃんと迎えに来るまでゆっくり休んでね、奏葉ちゃん」

私に話しかける、透明感のある綺麗な声。

黙っていると、あの女が小さく頭をさげて病室のスライド式のドアを開けた。


父が倒れたあの頃。

父と彼女との関係は本当に普通の上司と部下だったらしい。

退院して元気になっても尚無理して働こうとする父を、彼女は一部下として気にかけてくれていたようだ。

家では家事をきちんとこなし、私たちにはきちんと食事を摂らせるようにしていた父。

でも父自身の生活リズムはめちゃくちゃで、食事もとても不摂生だったらしい。

父と彼女の関係がただの上司と部下でなくなるきっかけを作ったのは、父のことを気にかけてかけてくれていた彼女の方だったのかそれとも父だったのか。

そのへんのところは私にはよくわからない。