「今は私と妹だけです。もう少ししたら、叔母が来ます」
不安何か面持ちで看護師を見つめながら小さく首を振ると、彼女が微笑んだ。
「そう。じゃぁ、叔母さんが到着されたらゆっくりお話しますね」
看護師はそう言うと、医師の元に去って行こうとする。
「あの、パパは?パパは大丈夫なんですか?」
叔母が到着してからって……
どれくらいの時間で叔母がやってくるかもわからないのに、その間ずっと不安なままだなんて耐えきれない。
歩き去ろうとする看護師の背中に向かって叫び声をあげると、振り返った彼女が先を歩く医師とアイコンタクトをとってまた私の元に戻ってきた。
それから私と春陽の前に立つと、ほんの少し体制を低くする。
「大丈夫。お父さん、お仕事頑張り過ぎて過労で倒れたんだと思います。今は点滴をして眠っているけど、少し休めば元気になるから安心してください」
看護師は私と春陽の目を見ながらゆっくりとそう話すと優しく笑ってくれた。



