奪い返した星のキーホルダーを強く握りしめてあの女を睨むと、彼女は困ったような目で私を見て言葉を続けた。
「あのとき私が交換したチェーン、もう少し古かったでしょ?だから簡単に壊れてしまったのかと思うと気になって……嫌だったら、外してね」
あの女が私を見ながら淋しそうに笑う。
その表情にドキリとした。
そんな顔しないで欲しい。
いつもいつも、私のことを本当に心配してるって顔。
だから嫌なんだ。
だから好きになれないんだ。
あなたがパパの再婚相手としてやって来たことが、どうしたって受け止められないんだ。
だってあなたは、私のママに対する想いも、ママを失った哀しみも、痛みも。
そういうのを全部知ってたはずなのに……
あの女を睨みながら、手のひらが痛くなるくらい星のキーホルダーを握りしめる。
私を見つめ返しながら、彼女はやっぱり淋しそうに笑った。



