真宏が……?
私は春陽の顔を見上げると、驚いて大きく目を見開いた。
私の目を見つめ返しながら、春陽が困っように肩を竦める。
「病院に来るときまぁ君も誘ったんだけど、家族水入らずで会えたほうがいいと思うからって、まぁ君は一緒に来なかったの。その代わりにこのキーホルダーを預けられて、お姉ちゃんにこう言って欲しいって頼まれた。『そわのお母さんの星、守れなくてごめん』って。まぁ君が見つけるまでの間に、車や自転車にだいぶ踏まれちゃってたみたいだから……」
「そう……」
小さくつぶやいて、春陽の手のひらの上のママの星に手を伸ばす。
また、見つけてくれたんだ……
そのとき、春陽が突然手を握ってそれを手のひらの中にぎゅっと閉じ込めた。
「春陽?」
不思議に思って首を傾げると、春陽がもう片方の手でデニムのポケットを探る。
そこから何か取り出すと、それを私に向かって差し出した。
春陽のもう片方の手のひらにのせられていたのは、私が持っていたものとそっくりな星のキーホルダー。
けれどそれは、まだ新品のように綺麗だった。



