永遠の星



「ねぇ。さっき頼んだジュースを飲み終わったら、俺と映画見に行かない?」

そう言って、蒔田がテーブルの上に映画の割引券を二枚並べる。


「知り合いにもらったんだ。バイクで来てるから、一番近くの映画館まで十五分くらいだよ」

課題がまだ残っている私はしばらく迷ったけれど、蒔田にやけに熱心に誘われて最終的に頷いた。


蒔田が注文したジュースを飲み終えると、私達は並んでファミレスを出た。

会計をしてくれた佐伯さんが、ファミレスを出て蒔田にヘルメットを手渡されている私をにやにやと笑いながらいつまでも見てきた。


次にこのファミレスに来たときに相当からかわれるだろう。

そう思って苦笑いしながら、私は蒔田のバイクの後ろに乗った。


蒔田が言った通り、私達は十五分くらいで映画館に辿りついた。


私が何でもいいと言ったので、蒔田がそこで上映している映画の中で今一番人気があるらしい海外の映画を選んで、割引券をチケットと交換した。