永遠の星



初めて天体望遠鏡をのぞかせてもらった私は何だか少し興奮していて、心臓がいつもより多く鼓動を打っているように思えた。

他の部員が望遠鏡をのぞいている間、私はグラウンドに敷かれたビニールシートの上にごろりと寝ころんだ。

ママとよく行った近所の公園と違って、邪魔をする灯りがないから空の星がはっきりと見える。

ぼんやりとそのまま空を眺めていると、蒔田がやってきて寝ころんでいる私の隣に座った。


「飲む?」

話しかけられて蒔田に視線を向けると、彼が缶ジュースを私に差し出していた。

起き上がって蒔田の差し出してくれたジュースを受け取る。


「ありがとう」

お礼を言うと、蒔田がにっこりと笑った。


「どう?楽しめてる?」

蒔田に尋ねられ、缶ジュースの蓋を開けながら小さく頷く。


「うん。近場でこんなに星が見れるとは思わなかった」

「そうでしょ?邪魔する明かりが少ないからね」

蒔田はそう言うと、手に持っていた自分用の缶ジュースの蓋を開けた。