きらいだったはずなのに!


 なんだろ、あたし、なんでこんなに気分落ちてるんだろう。


 この点数とった時はすごい喜んで、そんなハイテンションのまま桐島さんに見せるんだと思ってたんだけど。


 キャラじゃないってわかってるけど、桐島さんにお礼も言うつもりだった。


 それなのに、あたしは今なんでこんなに複雑な気分なんだろう。


「なに、マジで点数低かった?」


 あたしが素っ気なく渡したからか、恐る恐る紙を開いていく桐島さん。


 心配しなくても、悪い点数ではないよーだ。


 桐島さんが教えてくれて勉強したとこ、ドンピシャで出たし。


「……おまえこれ、平均は?」


 紙を開ききってあたしに聞いてきた桐島さん。


 彼は驚いているような信じていないような表情で、あたしの顔と答案を交互に見ている。


「38点くらいだった、かな」


 あたしがそう言うと、桐島さんは目を真ん丸に見開いた。