きらいだったはずなのに!


 時は経ち、放課後。


 桐島さんが来る十八時までは、まだ一時間と少しある。


 そんなわけで、ミヤコちゃんと学校近くのクレープ屋さんに行くことになった。


 ここのクレープは学生に人気があって、いつも並ばないと買えないんだ。


 フルーツもクリームもたっぷり、しょっぱい系のクレープもあるし種類は本当にたくさん。


 それに、どれも三百五十円で買えちゃう。


 違うお店で買うとほとんど四百円以上だから、ここのは本当にお財布に優しい。


 学生にもってこいのお店で、あたしのお気に入りだ。


 お店に着くと、やっぱりもう何人かの人が並んでいた。


 その人たちはみんな制服姿で、あたしたちと同じく学校帰りみたい。


「ミヤコちゃん、何食べる~?」


 列の最後尾に並びながらメニューを見て、あたしと同じようにいろんなクレープの名前が書かれたボードを見るミヤコちゃんに聞く。


「うーん……、ツナサラダ」


 ほうほう、ミヤコちゃんはしょっぱい系か。


 あたしは断然甘い派だから、やっぱりクリームとかフルーツたっぷりがいいなあ。