きらいだったはずなのに!


「ミヤコちゃん、制服変じゃない? 髪は? 大丈夫かな?」


「変じゃないわよ」


「そっか、よかったー!」


 昨日まで雨だったのが嘘かのように、卒業式の今日は晴天になった。


 綺麗に咲いていた桜は昨日の雨で少し散ってしまっていたけれど、それでも十分綺麗で思わず見とれる。


 無事に卒業式も終わり、あたしはミヤコちゃんとの別れを惜しんでいるところだ。


「桐島さん、待っててくれてるんだっけ」


 ミヤコちゃんの言葉に頷いた。


 あたしの卒業式が終わるのに合わせて迎えに来てくれると言った桐島さん。


 今日が約束の日だって、ちゃんと覚えててくれるかな?