きらいだったはずなのに!


 その文字を見た瞬間、これまでの努力が報われたみたいで、涙がぼろぼろと零れ落ちてくる。


 よかったねと言いながらあたしよりも大粒の涙を流すお母さん。


「高校も卒業できないくらいのひどい成績だったのに、桐島さんて本当にすごいわねえ」


「ここはふつう、あたしの頑張りを褒めてくれるところじゃないの!?」


 そう言いながらも桐島さんに合格の連絡を入れたら、わざわざ電話をかけてきてくれて「おめでとう」って言ってくれた。


 ——これで本当に、あとは卒業を迎えるだけ。


 約束の日まで、あともう少し。