きらいだったはずなのに!


 ついに一分前になって緊張がピークに達して、お母さんと生きた心地がしないまま六十秒間を耐え続けた。


「お母さん! 時間になった!」


「そ、そうねっ! 茉菜、早く確認してっ!」


 急かされるように言われるけど、極度の緊張で吐き気がマックスになる。


「むりむりむり! お母さんボタン押して!」


「お母さんもむりだよお」


 ふたりでぎゃーぎゃー言いながら、数分合否発表のページから確認画面をタップできずにいた。


『どうだった?』


 そのとき、ちょうど休憩に入ったのか桐島さんからメッセージが届いて、緊張が少しだけ緩む。