ミヤコちゃんは黒いビキニで、背が高くてスタイルのいい彼女にとてもよく似合っていた。
あたしと違って胸を隠す必要のないミヤコちゃんの水着はシンプルだけど大胆で、海に行っていたら間違いなくナンパのオンパレードだと思う。
「……ミヤコちゃん、念のため言っておくけど、桐島さんのこと好きにならないでね?」
大人っぽいミヤコちゃんと、子供っぽい幼児体型のあたし。
どっちが桐島さんの隣りにいて違和感がないかって言われたら、絶対ミヤコちゃんだ。
不安になって、ついそんなことを聞いてしまう。
そんなあたしにミヤコちゃんは呆れ顔をした。
「ならないわよ。第一あたし、ああいう人タイプじゃないの」
その言葉にきょとんとする。
「そうだったの? じゃあ、ミヤコちゃんの好きなタイプってどんな人?」
「えー……、イケオジ、的な? ワイルドな感じが好きかな」
へえ、そうだったんだ!
意外だったけど、ワイルドな見た目のおじさまの隣りに並ぶミヤコちゃんを想像したら、なんだか似合ってしまった。
イケナイ雰囲気、を感じる。



