「じゃあ、明日までに今日躓いたとこの復習だけしておいて」
「はあい……」
桐島さんは荷物を鞄に詰めて帰り支度をしながらそう言った。
問題は解けたけど結局ご褒美の話はうやむやになっちゃって、現在落胆中。
そしてあっという間に終わりの時間も来てしまった。
ひとりで勉強すると時間が過ぎるのが遅く感じるのに、桐島さんから教えてもらいながらやると時間が経つのがすごく早いから不思議だ。
おかげで苦手な勉強もそこまで苦も無く、これまでやれて来れているわけだけど。
こんなにも時間が過ぎるのが早いと、やっぱり寂しく思うのは、あたしが桐島さんに惹かれているからなんだろうな。
だって、はじめの頃はそんなこと思わなかったし。



