きらいだったはずなのに!


 でも、悠斗と違うのは、変わってしまったあたしの気持ちだ。


 あたしは悠斗のことが好きで忘れられなかったわけじゃないから。


 ……もしそうだったなら、今日の悠斗からの告白で付き合っていたんじゃないかなって思う。


 けれど、そうじゃないから。


 悠斗はまた振り向いてもらえるよう頑張りたいって言った。


 それはあたしが制限できることじゃないから、勝手にしてって言ったけど。


 本当はわかってるんだ、あたしの気持ちがもう悠斗に向くことはないんだってこと。


 あとになって、これってキープしてるってことになるのかなともやもやし始めてしまった。


 そして極めつけは、悠斗と桐島さんが兄弟だったということだ。


 今日のことで桐島さんへの気持ちに気付けたのに、あたしが素直に喜べないのはそれが理由だ。