絆とキセキ

「ごめん!


遅くなって…」


しょぼんとする朝陽。


「ったく。


なんでお前はいつも遅ぇんだよ。


俺ら遅れたらどうすんだよ。」


笑いながら俺が言う。


夕陽も呆れ顔だ。


「ほんとごめんってー。


でもさ、たいちゃんは遅れても…」


開き直りやがった。


「開き直んなよ。


まー別に遅れてもいいんだけどな。」



他の生徒とずらして登校した方が楽だし。



「開き直ってないもん!


ほら、そうでしょー?」


笑いながら得意気に言う朝陽。


いや、なんか、おかしくね?


あいつ、反省してねぇし。


「まぁまぁケンカしない。


朝陽も反省しなよ。」


夕陽がなだめるように言う。


ま、夕陽が言うならいいか。


とか考えてたら


「反省してるよ!


もうたいちゃん置いて行こ!


夕陽、走れー!!!」