驚いて、セージさんを見つめた…




間違ってるって思うヤツもいるだろーけど…

負けず嫌いなアタシに、その言葉は…



すごく響いた…!



たとえ誰かを傷付けたとしても…

1番大事なナオを幸せにしたい!




あの時は、
同情だと疑って、簡単に手放したから…

今度は、
ナオにとって、アタシとの未来が1番の幸せだって信じて…





諦めたくない!



「そーだな…

セージさんの言う通りだ…」

そう呟くと、セージさんは…


「それに俺が協力するんだから、百人力だぞ?」

って、ニッコリ笑った。


アタシも釣られて、フッって笑うと…


「あとさ…
一応 俺、社長なんだけど?」

って、挑発的な笑顔で覗き込んできた。



…?



…あ!


いくらキレたからって、
アタシすげー失礼な態度したよな!?

ヤバ…


「…すいません」


「しょーがねーなぁ…
ま、協力関係だし?
2人の時は、タメでいーぞ!」