ふざけんなよ…


どこまでクソバカなんだよ!!



「なんで教えてくんなかったんだ!?」

「…

"オレ名義って知ったら住まないと思う"って」


お見通しってワケか…



まったく、最後の最後まで…

心の刺青で痛めつけんだな。


だけど…




ありがとな、ナオ。


「マユキ、鍵よろしくな。
でもってナオに、"バーカ"っつっといて」


マユキは笑って頷いた。
そして…

「咲陽…

関わんなくても、
心はアンタと一緒に居るから」




か…



彼氏かよッ!



あーも…

大好きだっ!!


思わず、瞳が潤むと…


「俺にもそーゆーの言えよ」

「智和には そんな言葉いらないでしょ?
…ずっと側に居るんだから」


「ぉ、おう」って、照れる智和が可愛いくて、ついニヤニヤ…


「なにニヤついてんだ?てめぇ…
さっさと消えろや!」

「オマエっ、サイテーだなっ!」

「ごめん咲陽、後でシバいとく」

「あァ?ジョーダンだろが!」



なんかいーな、そーゆー関係…

「トモ、マユキの事 任せたからな!」

「おー、思いっきり安心しろ」



「じゃあ、行ってくるよ」


頑張ってくる…

どんな事があったって、負けねーよ!



だからナオも這い上がって来いよ…




待ってるから。