「尚さん、最初ん方は軽くあしらってたけど、あのガキしつこくてさ…
しっかり拒否し始めたら、とうとう石井さんに手ぇ回されて…
石井さん、尚さんの事スゲぇ気に入ってたからその気んなって…
"芽美を頼む"的なカンジでさ…
石井組は親会社だし、H(県)じゃ3本の指に入る大御所だし、揉めるワケにはいかねーだろ?」
「それで付き合ったのかっ!?」
「俺だって納得いかなかったよ!」
アタシの驚きの声を、大きめの声で制するリュウ。
「けど…」
その時を思い返すような瞳で語った。
*
*
「尚さん!こんなんおかしいッスよ!
俺、アイツ(芽美の脅迫)黙らせて来ます」
「どーやって黙らせんだよ?」
苦笑いの尚。
「別にいーよ、オレは…
あのコが飽きるまで付き合ってやるよ」
「…
飽きなかったら、どーするんスか?」
「…
それでもいーよ…」
視線を落として、切なげに続けた…
「オレ、この先誰と出会っても…
咲陽以外のオンナに惚れないって、断言
出来るんだ。
だったらオレの人生、仕事にくれてやるよ…
この決断は、会社の為にはベストだろ?」
*
*
しっかり拒否し始めたら、とうとう石井さんに手ぇ回されて…
石井さん、尚さんの事スゲぇ気に入ってたからその気んなって…
"芽美を頼む"的なカンジでさ…
石井組は親会社だし、H(県)じゃ3本の指に入る大御所だし、揉めるワケにはいかねーだろ?」
「それで付き合ったのかっ!?」
「俺だって納得いかなかったよ!」
アタシの驚きの声を、大きめの声で制するリュウ。
「けど…」
その時を思い返すような瞳で語った。
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「尚さん!こんなんおかしいッスよ!
俺、アイツ(芽美の脅迫)黙らせて来ます」
「どーやって黙らせんだよ?」
苦笑いの尚。
「別にいーよ、オレは…
あのコが飽きるまで付き合ってやるよ」
「…
飽きなかったら、どーするんスか?」
「…
それでもいーよ…」
視線を落として、切なげに続けた…
「オレ、この先誰と出会っても…
咲陽以外のオンナに惚れないって、断言
出来るんだ。
だったらオレの人生、仕事にくれてやるよ…
この決断は、会社の為にはベストだろ?」
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