Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

「なんでナオはそんなオンナと…
リュウと揉めたオンナだろ?」


「尚さんに聞いたのか…?

まぁ、だから俺も反対したんだけど…」


またタバコに火をつけて、記憶を巡らせるように煙を吐くと、ゆっくり話始めた。


「サヤと別れた後の尚さんさ、
けっこーヤバくて…

ぜんぜん仕事どころじゃなくてさ…」


「ん…、トモから聞いたよ…」

その事は、想像するだけで…胸が痛む。


「トモって智和さんの事か?
いつの間に仲良くなったんだよ…

とにかく、そんな状態だったから、
仕事は俺が全部仕切ってて…

したら当然、石井組にも顔出すワケで…

そのうち、卒業して事務で働きだした芽美とも顔合わせるよーになった。


その頃には、だいぶ落ち付き始めた尚さんも石井組に顔出し始めて…

芽美は俺に当てつけるみたく、尚さんに
付きまとい出したんだ」


「それって…!
今度はナオをリュウと同じ目に合わせるって脅してるみたいだな…」


リュウはイヤ面でため息を吐いた…

「そのとーりなんだよ…!」