心をフリーズしたのと同時に、ナオからの連絡もなくなった。


まさかセージ…
ナオにもなんか圧力かけてんのか…?


でもアタシが側に居んだから、そんな必要ないだろ?


なんもなけりゃいーけど…



「…なに考えてんだ?尚の事か?」


ヤバ…

我に返った。


「そんなワケないだろ?
…今日、仕事でミスしたからさ」


「嘘つくなよッッ!!」

怒鳴り声と共に、左腕に痛みが走る…!


「バカにしやがって…っ!

そんなに尚か!?
俺なんか消えればいいと思ってんだろっ!」


「…思ってねーよ」

痛む腕をシカトして、セージを抱きしめた。


「じゃあ同情か!?
それとも怖くて逆らえねーかっ!?」

アタシを振り解いて、まだ怒鳴り続ける。



1度やってしまうと…

それはまた繰り返される。


その度に罪悪感を失いながら…

少しずつエスカレートしてく。