Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

ナオは驚きを帯びた瞳でフリーズした。


ヤバイ…!
なに口走ってんだアタシ!


とっさに目を逸らして…

「なんて、冗…」

冗談だよ!そう誤魔化そうとして…



心臓が止まった…





唇から伝わるナオの熱。



後頭部に回された手…

アタシを求める唇…



意識が飛びそーなくらい、
身体中が激しく反応した…!




そして懐かしい、ナオの"間(ま)"

唇を解いて、アタシを見つめる…



たまんない気持ちにさせて…

再び唇を重ね、情熱的に求めてくる…



もう…

止めらんなかった…




キスしてんのに…

キスしたくて、たまんなくて…!


きっと、こんなんじゃ全然足んなくて…

お互いの熱を、もうわかんなくなるくらい欲して…


ふと、唇を解いても…

切なげで艶っぽい瞳で見つめ合うと…


また唇を重ねずにはいらんない。



アタシはもう、なんも考えらんなくて…

ただ、滑らかなナオの熱に溶かされてた。