Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

セージが迎えに来た。

アタシは決心した…


ナオとはもう関わんない。
けど、セージともハッキリ別れるって…

アタシもちゃんと新しい道に進むんだ。


セージからのネックレスを外した。




だけど、現実は甘くなくて…


「俺は別れるつもり、ないからな」

「セージ!」

「どーしても別れるっつーなら…

俺、尚に何すっかわかんねぇぞ?」


一番恐れてた事を口にされた…


「なんだよそれ!
ナオは関係ねーだろ!?

アタシは別にナオとは…」

「お前の心ん中には尚がいる。
それで充分だ」


アタシの言い分を遮ったセージの言葉に、なにも反論出来ず…

どーする事も出来なかった。




相変わらずかかってくるナオからの電話…

着信を押したいのに…
声が聞きたくてたまんないのに…

ただケータイを握りしめた。


そして着信音が止む度に、虚しさと切なさが突き刺さる。



ナオの誕生日も…
"おめでとう"すら言えなくて…

ただ心ん中で、祝福と幸せを強く願った。



ナオに心を奪われたまま…
セージに縛られた日々を過ごし…


今のアタシには、マユキの存在が…

マユキの幸せが、希望の光だった。