「勝手なのは、わかってる…

けどさ、マユキはどーなんだよ?

被害が店長にいって、もし店長になんかあったら…
それでも運命だって納得できんのか!?



ハッとした顔を向けるマユキ。


「また同じ過ちを繰り返す気か?

変えらんない過去と違う未来を作ってくしかないって、トモが言ってただろ!?」


切なそうな瞳をして、頭を抱え込む…


「それに、マユキにはわかるよな?

親の所為で犠牲になった子供達をたくさん見て来たハズだ…

店長になんかあったら、罪のないその子供達が傷付くんだ!

マユキこそ、自分の為にその子達を犠牲にしていーのかよ!?」


「ウルサイっっ!!黙れっ!!」

マユキの怒鳴り声で、ハッとした…


わかってもらいたかったつもりが、追い込んでしまってた…


「ごめん…」

そうだよな…
自分の意見や生き方なんて、押し付ける
もんじゃない。

だけどさ…

それでもマユキには幸せになって欲しい!


なにが幸せかなんて、ワカラナイ…

ただ…
今のアタシやマユキがやってる事は…

幸せを感じても、
幸せなんかじゃないハズだ!