今回の事で、二つ答えに辿り着いた。

アタシはまだ、ナオから大事に想われてる。
そして…



ナオにはもう関わんない。



嫉妬は人を狂わせる…

モモの事は、他人事じゃないんだ。


いつ自分に、自分の大切な人に起こりうるかわかんない。


アタシはその被害からナオを守りたい。



そしてマユキの事も…


「話があるんだ…」

日曜日、セージには昼過ぎのデートをお願いして、マユキと向き合った。



「それで?…」

モモの話を聞いたマユキは、何が言いたいの?って顔をした。


「マユキの気持ち、それなりには解ってるつもりだ…
今のアタシもそうだから…

だけどさ…

やっぱり不倫はやめて欲しい」


「…

あたしがモモみたいになるとでも?
だったら、それも運命なんじゃない?」

強い視線をぶつけてくる。


「…そーだな。

けど運命って自分次第で変えられんじゃないのか?

アタシはマユキの事が大事なんだ!
マユキが傷付くのも、居なくなんのもイヤなんだ!」


「…

自己中ね。
アンタのために、自分の気持ち犠牲にしろって?」