だけど…



ナオの深い愛が…

切なすぎて胸が苦しい…




心の刺青がまた、深く深く彫られてく…







「だったら…
なんで今んなって、ほんとの事ゆーんだよ」


今さら遅ぇよ…


「そーだな…

けどお前ら見てたら、この決断が間違ってる気がした。

うまく言えねーけど…

どんだけ苦しくても、別の道進んでても、お前らはひとつなんじゃねーかって…」



嬉しい言葉だけど…


だからって、どーすれば…



「ほんと上手く言えてないし、激臭レベルなクサさの"下手クサ男"ね」

「どんだけ毒吐いてんだ、コラ…
その唇、塞ぐぞ?」


おいおい…

睨みながら、見つめ合ってんなよ!



アタシの切なさも、ブチ壊しだな…

「つか、地図ってなんだよ?」


「あ?あぁ、
まるで迷子みてぇだからな…
真実って地図がいんだろ?」



……。



「マユキ飲んでる?
なんかやたら寒ィけど、ヘーキか?」

「ムリ…凍えそうかも」


「コルァ!シカトこいてんな!」

照れギレのトモに…

バカウケするアタシ達。