「あんま連絡もよこさねーで…
その分、親孝行したんだろーな?」

「ごめん…
ありがと、セージ」


お土産を社長室にも持ってったトコで、
ツッコまれる…



「じゃあ代わりに、今晩空いてるか?
メシ食い行くぞ!
誕生日の仕切り直しだ」


「いーって!
ワガママなプレゼント(休み)もらったし」

結局セージにも、なんもしてあげれてねーし。


「お前な…
俺が不完全燃焼なんだよ!
なんが食いたい?」


そー言われると…








そして夜…

「咲陽、中華好きなのか?」

「まぁ、たまに食いたくなる」

「へぇ、俺はエビチリが好きな料理No.1
だけどな」


そーなんだ…?


中華ダイニングで"おめでとう"の乾杯をして、楽しく食事をしながらも…

どこか、ぎこちないアタシ。


セージへの不信感がくすぶってるからか…

ナオへの想いが高まってるからなのか…


そんなアタシに気づいてか、時折 意味深に見つめるセージ。