「この人は…彼氏?」
「…ん、この時は…」
母さんと一言のやりとりだけで、黙り込むみんな。
なんなんだ!この沈黙…
ナオん家から持って帰って、クローゼットに封印してたから…
マユキも、初めて見る写真に見入ってる。
「…この人がさ、
さっき話した"救ってくれた人"なんだ。
ほんとの成人式には参加しなかったアタシに、ナオが…
この人が成人式してくれたんだ…」
込み上げる想いを秘めて、そう呟くと…
親父が息を漏らして、口を開いた。
「なんだか悔しいな…」
「そうね…
私達も、ちゃんと準備してたのよ?」
母さんも親父に続けた。
え…
ナオの言葉を思い出した。
ー「成人式だって、ちゃんと準備してたと思う」
「振り袖はきっと、咲陽の両親が用意してるだろーから」ー
「ほんとに…
準備してたんだ…?」
「当たり前でしょ…
振り袖、見てみる?」
「…ん、この時は…」
母さんと一言のやりとりだけで、黙り込むみんな。
なんなんだ!この沈黙…
ナオん家から持って帰って、クローゼットに封印してたから…
マユキも、初めて見る写真に見入ってる。
「…この人がさ、
さっき話した"救ってくれた人"なんだ。
ほんとの成人式には参加しなかったアタシに、ナオが…
この人が成人式してくれたんだ…」
込み上げる想いを秘めて、そう呟くと…
親父が息を漏らして、口を開いた。
「なんだか悔しいな…」
「そうね…
私達も、ちゃんと準備してたのよ?」
母さんも親父に続けた。
え…
ナオの言葉を思い出した。
ー「成人式だって、ちゃんと準備してたと思う」
「振り袖はきっと、咲陽の両親が用意してるだろーから」ー
「ほんとに…
準備してたんだ…?」
「当たり前でしょ…
振り袖、見てみる?」



