「…そっか」

寂しそうに呟くマユキ。



ゴメン…

嫌味で言ったワケじゃない。


だけど…

不倫を辞めてほしいとは、思ってんだ。


風俗から足洗ってほしいとも。



だって…

マユキの事、好きだから。


マユキには、幸せになってほしんだ。




アタシは、酔った時のキャラも手伝って…

過去の傷も、

ナオの事も、


全部話して来た。



マユキも、色々話してくれてんだけど…


まだ過去の話は聞いた事ない。



でも絶対、なんか抱えてんなって思う。




いつも助けられてばっかだから…

いつかアタシがマユキを救いたい。



ナオがアタシに、
そうしてくれたみたいに…




早速 手に取った、
パーラメントを見つめた。



けど…


マジでナオにオンナが居たら…



アタシはどーすんだろ…?