Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

数日後…

「瀬戸さん!
今から井出工務店に行って、社長(誠治)に届けてくれないか?」

って、誠工業の専務から、セージが忘れてった手帳を渡された。


アイツ…

いつもデスクに置きっぱしてるもんな…






エントランスまで出て来てたセージに手帳を渡すと…

「悪いな、咲陽。気を付けて戻れよ」

とだけ言って、セージは慌ただしく社内に消えた。


まったく!
しっかりしろよ。




「あれ?あなた、あの時の!」

休憩から戻ってきたカンジの受付に、声をかけられた。


あの時って…
アタシがぶっ倒れた時の事だな。

くそ恥ずかしい…

「お疲れ様です…」


「お疲れ様!

あの時はびっくりしたわぁ!

高野社長、尋常じゃないくらい取り乱してたから一大事かと思ったわよ」










え…!?


「高野社長!?」

なんでナオ!?


「そーよ、
打ち合わせに来てた高野社長が、帰り際に倒れてるあなたを見て…

そりゃあもう、ありえないくらい心配して…
そのまま病院に運んで、ずっと付き添ってくれてたみたいよ?」