「すごく、キレイだから…」

自分の為に過去を隠して告げた、好きな
理由。


咲陽はそれを、ただの面食いだと思って…
こんなに涙を流すほど、苦しんでたんだ
って知った。



オレのした事は、気付かない所で…

こんなに、今だに…


咲陽を傷つけてたんだ。



改めて、オレは咲陽の障害だって思い知らされた。



「あの日から、咲陽しか見えてなかった」

今だってそうだ。


けど、そんな事 言えるワケないし…

そんな想い封印しないとな…って思った。



なのに…

「ダチになれよ!」


いいのか!?

過去に絡んでるオレが…
咲陽を傷つけてばっかのオレが…

例えダチでも、側に居てヘーキなのか!?


一方的に別れを切り出したオレを、
許してくれんのか…?




側に居たらオレ…

気持ちを抑えきれなくなりそうだ…



だけど咲陽の頼みなら、なんだって聞いてやる!


どんなに辛くても…

何を犠牲にしても…