図書館からはじまる




日曜日…


今日のイベントは、“おはなし会”。


小さなお子さんを中心に絵本などのよみきかせをする。


14時からだから、それまでは通常の業務。


日曜日は、平日とは利用層が違う。


あれ?


宝ちゃんが、入り口から走って入ってくる。


「あら、宝ちゃんこんにちは」


「のっぽちゃん、こんにちは」


ん?


え?


宝ちゃんの後ろにいるのは…


太田さん?


「あっ、太田さん…宝ちゃんの…」



どうして?


宝ちゃんのお父さん?お兄さん?ロリコン?誘拐?


「い、いいや宝は、姉の子供」


え〜?!
それもびっくり!!


「太田さんは、美里さんの…弟さん?」


「姉のことも知ってるんだ」


「はい。宝ちゃんとよく来られます」


知ってるも何も、昨日会ったばっかりなのに。


てことは…太田さんは、社長さん?なのかな?


読みたい本が、経済とか経営とかの本だったな…


まっ、そんなの関係ないか…


太田さんは、ここに来た理由を教えてくれた。


宝ちゃんは、本当に絵本が好きなんだな〜。


だから、私はとてもうれしくなり、“おはなし会”に誘ってしまった。


その後、太田さんは笑顔で、「ありがとう」と言ってくれた。


私まで笑顔になってしまった。