図書館からはじまる




それから、二ヶ月経ち保と櫻子さんの結婚式が行われた。


二人とも、家系が家系なだけに芸能人並みの結婚式だった。


父と姉家族もいて、宝が櫻子さんに見惚れていた。


「宝もドレスきたい!」


「大っきくなったらね」


「櫻子ちゃん、きれいね」


「うん。綺麗ね。宝、次は瞳子ちゃんのドレス見れるからね」


宝は、瞳子の両手を掴んだ。


「のっぽちゃん、どんなのきるの?」


「宝ちゃん、それはひ・み・つ」


「え〜おしえてよ〜」


「じゃ、宝俺のどんなタキシードか教えてやるよ」


「そうちゃんのなんていらない」


宝の一言で、皆爆笑した。


保とは長い付き合いだけど、今日は凛々しく、初めてかっこいいと思った。


「保、かっこいいぞ!幸せにな!」


「櫻子さん綺麗です!!」


横で、瞳子が感動して泣いていた。


披露宴も終わり、櫻子さんの体調を考慮して、二次会は行なわれなかった。


櫻子さんは、結婚を機に仕事は辞めたそうだ。


保は、来年父親の歯科医院を父親と一緒に経営していくらしい。


けど、本当にいい結婚式だった。


「俺らも、いい式にしような」


「はい」



俺と瞳子の結婚式は八ヶ月後に控えていた。