桃から生まれなかった桃太郎

たえは、その姿をうれしそうに眺めながら、

また薬草をすりつぶし、男の足にあてがいました。



介抱のかいがあって、足の腫れも少しよくなっているようでした。

男はまた言いました。

「俺のことが怖くないのか」