家に帰ると蓮はいなくて。
お仕事かぁ…。
遅くなるのかな。
とりあえず私はカレーを作ってしばらく待つことにした。
一人で食べるの、寂しいしね。
でも、いくら待っても蓮は帰ってこなかった。
こんなに遅くなるなんて…
もう、待てないよね…
「いただきます…」
一人で手を合わせて、一人で食べ始めた。
それから風呂に入り、自分の部屋に行った。
ベッドももう届いていた。
だから、もう蓮の匂いに包まれることはなくて。
それが何だかさみしく感じてた。
そういえば、蓮って近づいてきたりはするけど、キスされたことない。
寝るのは絶対別々だし…
よく考えたら全然恋人らしくないよね。
ただの居候。
どうして手を出して来ないのかな。
本当は好きじゃないの?
ただの気まぐれ?
私は遊び?
いつかの不安がまた蘇った。
夜だから余計に不安になるんだ。
気づけば私の目から涙がこぼれ落ちていた。
あれ…何、この涙。
分かってた、のに…
私と蓮が釣り合わないことくらい。
私は蓮のことファンとして大好きなんだって思ってたのに。
いつの間にこんなに好きになっちゃってたんだろう。
どうしようもないくらい好きなの。

