そんな訳で私達は今私の家に来ています。
私と蓮の目の前には目が点のお母さんに眉間にしわを寄せているお父さんがいる。
「突然お邪魔してすいません。優さんとお付き合いさせて頂いている相沢蓮斗と言います」
丁寧な言葉を並べる蓮を、尊敬の眼差しで見る。
さすが、俳優…
うまく自分を使い分けてるよ…。
「あ、あなた…テレビで良く見るあの…相沢蓮斗さん、ですか?」
お母さんはまだ状況があまり分かっていない様子だった。
「はい、俳優をしております」
なんか、かなり緊張してきた。
こんな急すぎる展開私でも着いていけてないんだもん。
「実は今日はあるお願いがありまして」
ドキドキ…

