俺様に溺愛されて




それより…

「私の学校…」


知らないはずじゃ…
言ってないもん。



「知ってるよ。私服で登校する学校なんてこの辺じゃ一つしかないから」


拓人さんの言葉に納得した。
そういえばそうだった。




あっという間に学校についた。
…おりにくい。

こんな高級車からおりれば注目されるに決まってるし…
まず車登校ってだけで目立つ。



もたもたしていると、蓮がため息をついた。


は、はい〜早くおります!
これからお仕事だもんね。
ドアに手をかける。


「俺と離れたくねぇの?」



ミラーに映る蓮の顔は勝ち誇ったように笑っていた。



ドキッ…
そんなセリフが似合いすぎてて。




「そ、そんなんじゃ…ないけど」



そういうわけじゃなかったけど、そう言われるとそうなのかもって思ってしまうのはなぜかな。



「ふぅん。まぁ、学校頑張れな」



そう言われて私は車からおりた。
私がおりるとすぐに車は発進した。



登校中の生徒はチラチラと私を見ていたが私は小走りで学校に入った。





「相沢さん、あの高級車はなーに?」


教室に入り一息ついていると、クラスメイトの山下希に聞かれた。

見られてたか…




「あ〜、あれはね…し、知り合いでさ?たまたま送ってもらってたの〜」


と、笑って言ってみる。

「へぇ…。てっきり実は相沢さんはセレブでしたって事なのかと思ってた」


せ、セレブ…ないないないない。

私は凡人です、はい。