海底の王国〈封印編〉

「剣騎士隊長、早急に西区、3番通り47の住人、シアン・モノフを任意同行して来てくれ…」

イースが通信機に手をかけると、指示を出した。

『了解しました…』

通信相手のハゾスは、短く答えると通信を切った。

「ありがとうございます。感謝します…」

ラギは、深々と頭を下げた。

「あ〜それからユラ、ロイズ…今日は私たち、宮殿につめますから帰れないので、二人ともこちらに泊まって下さい…」

「フレアの、そばにいてやれ…」

イースは、不安な顔をしているフレアを気づかうように言った。

その時…執務室の扉が激しく叩かれ、伝令の騎士が飛び込んで来た。

「報告します!調査班の救護に向かった班から通信があり、全員邪気に当てられ意識を失っていますが、命に別状はないそうです!!」

「よ、良かった…」

フレイルはそう呟くと、その場にへたり込んだ。

その部屋にいる全員からも、安堵のため息がもれた…

「…まだ終わってないぞ…むしろ、これからだ…」

イースがそう言うと、再び緊張が走った。