海底の王国〈封印編〉

「…何だと?この非常時に、人を探せだと?」

イースが冷たく、クメカとラギをにらみつけた。

ルドの執務室にロイズがつれて行くと、執務室は、ただならぬフンイキに包まれていた。

「おねがい、イース…ダメ?」

フレアが可愛いらしく首を傾げると、イースに頼んだ。

「いいだろう、ソッコーで調べてやる…名前を教えてもらおうか…」

イースは即行で意見をくつがえすと、クメカの頭の上に乗っているラギにたずねた。

ラギはイースに見下ろされると、震えながら答えた。

「あ・あの…モ・モノフ一族です…名字しか分からなくて…」

「分かった、それで充分だ…ただし、うちの国籍を取ってなかったら、あきらめろ…」

イースはそう言って、ルドの部屋の通信機に手をかけると、役所と執務室をつないだ。

そして、モノフ一族を調べるよう伝えると、そのまま待った…


フレイヤースの役所は、すぐれたシステムによって情報が管理されていて、ものの数分を待たずに、オペレーターから返答が返ってきた。