海底の王国〈封印編〉

「そんな所です…」

ロイズは詳しく説明する事が出来ずに、そう答えた。

実の所…ロイズ自身も事態がつかめず、イースに言われるままに、探し回っている所だった。

「わたしも、さがすわ〜」

「…お願いします…」

ロイズは少し考えると、頼む事にした。




「クメカ〜ラギ〜いたら、へんじして〜」

フレアは名前を呼びながら、宮殿の床下をのぞき込んだ。

かくれんぼをする時に、良くかくれる所を中心に物かげを探していると、宮殿と廊下をつなぐ階段の下に、クメカの姿を見つけた。

「クメカ、み〜つけた!」

「おや〜じょうちゃん…見つかってしもうたかの〜?」

クメカは愉快そうに笑うと、フレアの事を見た。

良く見るとクメカの鼻の上には、タツノオトシゴのラギが乗っている…

「ロイズ〜!クメカとラギ、見つけたよ〜」

フレアは立ち上がると、うれしそうにロイズに教えた。

海底人はテレパシーで会話をしていて、宮殿内ならある程度、どこにいても伝える事が出来た。

「あ、はい、分かりました…そこはどこですか?」

ロイズの思念が、フレアの中に問いかけてきた。