地球を守って!恋するヒーロー

「やめてーっ!!」



あつい......。
お腹の底から声を出すと、最初に不思議な力を使った時と同じように、体の内側から燃えるようにあつくなる。


そして。
リンレイの動きはピタリと止まった。



―――生きたいと強く願った時、または誰かを守りたいと思った時。
能力者たちは進化を超えて、超進化するという。
御堂先生の説を裏付けるかのように、私の能力が開花していく。



止まった?また私、力を発動できたんだ!
ううん、止まったように見えて、きっとスロー再生モードになっただけ。

早くしなきゃ!


リンレイのスロー再生モードが解除される前に、ブレットに駆け寄り、リンレイから引き離す。


しかし私が次の行動に移るより前に、リンレイは動き始めてしまった。

そんな......。たった数秒だけ?
あの時はもう少し長かった気がするのに。


とにかく、リンレイを止めなきゃ。
ああ、でも、足に力が入らない......。

力を入れようとしても、まるで入らず、その場にへたりこんでしまう。



「はぁ、はぁ......。うぅっ......」


「ふうん、敵の動きを止める能力?
良い能力持ってるじゃない。

だけど、やっかいね......。
今のうちに始末しておこうかしら」



髪をつかまれ、無理やりリンレイの方を向かされる。

それから彼女は私の胸元をめがけ、素早く小型の刀を降り下ろす。

殺される......!