地球を守って!恋するヒーロー

ああっ、ごみ箱が!
身を隠すものがなくなって慌てていると、二本目の針で軌道が変わった火の球がまた飛んできた。


とっさに身を引き、身体に命中するのは避けられたけど、スニーカーに当たり、火がついてつまう。



「あつっ!あっつい!」



思わず大声を出してしまったけど、火がついた方のスニーカーを脱いで、ごみ箱のふたで叩いて、なんとか火を消す。



「どうした!大丈夫か?」



今まで頑ななに目を閉じていたブレットが目を開けて、こちらをちらりと振り返る。
 
私の様子を気にして集中力が途切れたのか、ブレットの周りの炎が弱くなってしまった。


それは一瞬のことだったけど、その隙を逃さず、リンレイによって放たれた針がブレットを狙う。


一本目の針は軽く片手で受け止めたものの、次に襲ってきた針がブレットの頬をかすめる。


それと同時に、弱くなっていた炎がついに消えてしまった。