地球を守って!恋するヒーロー

私に勇気をくれたブレット。
もちろん感謝しているし、言いたいことはあるんだけど、私の英語能力じゃ上手く伝えられない。


千明だったら、話しやすいんだけどな。
日本語が通じる相手ということもあるし、それに千明のあの明るい性格のおかげか、なんとなく話しやすい。


英語も話せるようにならないと、ブレットとも他の人ともコミュニケーションとれないや。

心細い気分になりながら、ケニアの数少ない知り合いのブレットを見失わないように後をついていく。


辺りは薄暗くなっているけど、今日はぶあつい雲に覆われていて月も見えない。

街灯はあるけど、全体的に暗くて、なんだか怖い。


昼間でも危ない目に合ったのに、夜になったらどうなっちゃうんだろう。

失礼だけど、すれ違う人全員が危険人物に思えてくる。



「どうした?」



前を歩いているけど、私のことを全く気にしていないわけではなかったのか、歩みが遅くなった私を振りかえるブレット。



「やっぱり夜のナイロビは雰囲気あるなって。
夜は昼よりも、もっと治安悪いよね?」