地球を守って!恋するヒーロー

「もちろん、生きるためだ」



私の迷いや苦しみなんてたいした問題でもないと言うかのように、御堂先生はたった一言ではっきりと断言した。

今まで通りの冷静な口調ではあったけど、何のためらいもなく。



「生きる、ため......。
でも私は」


「今、地球は危機に直面している。
君たちは地球を守るために力に目覚めた英雄なのだ」



人の話も聞かずに、映画や漫画でしか聞いたことのないようなことを話す御堂先生。


私が、英雄って?
何のとりえもない、どこにでもいるごく普通の十代の私が?



「地球の危機というのは?」



地球温暖化とか、環境破壊とか、そういう常識的な答えはたぶん期待できないのだろうけど、おそるおそる危機とやらは何なのかと聞いてみる。



「簡潔に言うと、地球外生命体からの侵略をうけている。君たちには、その敵と戦ってほしいのだ。

君たちは戦うために目覚めた、超人的な身体能力に加え、各自特殊能力を持つバトルサイキックなのだから」



ちょっと待ってよ。
ごく当たり前のことのように言ってくれるけど、そんなに簡単に受け入れられない。


地球の外からの敵からの侵略とか、ニュースにだって一切なってなかったし。

いきなり得体のしれない敵と戦えって言われても、はい分かりましたってなるわけない。


だいたい地球を救う以前に、私の場合は自分の命でさえ......いつどうなるか分からないのに。