地球を守って!恋するヒーロー

「人類の進化には諸説あるものの、最初の生命は海の中の微生物だったのではないか、というのが現在は有力な説だ」


「はぁ......」



つまり、人間も含めて全ての生き物は海から誕生したのだと、先生はカーテンを閉めてこちらに向き直る。

どこかで聞いたことがあるような気がする話ではあるけど......。



「そこから、あるものは海の中に残り、あるものは陸に上がる形で進化した。

ダーウィンの進化論によると、環境に適したものが生き残る、ある種の自然淘汰が働くことを進化という。

海の中の生物はより水中で適したものが、陸に上がった生物は陸上生活に適したものが生き残った。それを何世代にも渡り、続けたことで、体が変化し、今のような生き物の形になったのだ」



英語から日本語になっても、結局理解するのが難しいのは変わってない。

ケニアに進化論の授業受けにきたわけじゃないのに。一体いつになったら、関係のある話をしてくれるの?


話を聞くのも理解するのも疲れてきたけれど、まだ御堂先生の授業は続いていたので、ぼんやりとした頭で必死についていく。


よくよく聞いてみれば授業の時に習ったかもしれない。自然淘汰による進化論。

たとえば、首の短いキリンよりも、首の長いキリンの方が高いところのエサをとるのに有利だから、キリンは首が長くなった、とか。

たぶん、そんな感じのことだよね?