地球を守って!恋するヒーロー

そんなこと言われても、今無理しなきゃ、いつ無理をするの。


奪われた通信機......。
さっきネリたちには言えなかったけど、通信手段ならあるんだ。


千明が教えてくれたヨーロッパへの救助信号。
これを押せば、私たちを助けてくれるはず。

だけど、そしたら、千明とブレットは.......。


どうするか迷いながらも、いつのまにか私は隠しボタンのある部屋の前まできていた。


部屋の前には人影がある。
誰......?
 

 
「千明......、なんで......」 



そこに立っていたのは、険しい表情をした千明。



「どうしてここにいるの?
なんで、私たちを裏切ったの......?」


「俺が言ったこと、覚えてる?
昨日美菜に頼んだこと」 

 

千明は私の質問には答えず、険しい表情のままこちらを見る。 

 

「覚えてるけど......。
隠しボタンのことでしょ?」


「覚えてるならいいんだ。
早く押して」