地球を守って!恋するヒーロー

「うちのチームには、何か対抗する手段はないの?」


「あったはずだが、全部無くなっていた。
アキが持っていったんだろう。

通信機も持っていかれたから、地球とも他のチームとも連絡がとれない」



アシュリーの疑問に、ネリが低い声で答える。


千明......。

 

「まさか千明が裏切るとはね......」


「人は見かけによらないからね。
チアキも能天気な振りして、俺たちのこと騙してさ、心の中で笑ってたのかもね」


「千明はそんな人じゃない!
よく知りもしないくせに、そんなこと言わないで!」



日本人の女の子に、千明のことをそんな風に言うアシュリーに腹が立って、大きな声が出てしまう。



「そんな人じゃないもなにも、実際に裏切ったんだよ?」



私の剣幕に肩をすくめながらも、冷静に反論するアシュリー。



「きっと、そうしなければいけない理由があってたんだよ。
千明が何の理由もなく、こんなことするわけない......」